彼たちの旅

こんにちは。

もういくつ寝ると正月になってしまう今日この頃。
今年もあとわずかになってしまいましたね～
去年の今頃は何してたんだろうと、
思い出そうとするけれど、
ぼんやりかすんで思い出せない。
もちろん一昨年の事なんてさらに思い出せない・・・
でも小学生の頃に、
年明けに着る為の新しい洋服を買ってもらった事や、
年またぎで兄とけんかした事、
正月に凧上げする為に買ったゲリラカイトの目玉模様なんかは、
スルスルと思い出せるんですよね。
でも、
４５年生きてきてもいざ思い出す事なんて、
そんな些細な事ばかり・・・

田舎で田んぼばかりですから、
凧揚げはよくやっていました。
空高く揚がりすぎ、
小さくなってほとんど見えなくなったゲリラカイト。
手元の凧糸にはゲリラカイトを感じるけど、
肝心なものはもう見えない・・・
グイグイ引っ張られる凧糸に、
何時しか楽しみも無くなり、
ただただ不安と義務が湧き上がるのみ。
引っ張っているのは
凧なのか、
風なのか。
プツンと糸が切れて、
風の吹くまま流されている様な僕のブログに時間を割いて頂き、
誠にありがとうございます。
くるくる目が回るかも知れませんが、
今日も少しだけお付き合い願います～

良いのか悪いのか、
今時はフェイスブックなどで、
疎遠になっていた友人などと連絡がとりやすい。
僕がやっているのはこのブログのみなので、
古い友人達が僕を見つけることはまずありませんが、
何かの拍子に思い出す人々がいますよね。

少しの間住んでいた三重県の松坂市、
駅前のベルタウンにある喫茶店カトレアでバイトしていた時の、
マスターや、チーフやウエイター仲間。
ある時お客さんに、
メニューには無いけどジンジャーエールはできますか？と聞かれ、
それを僕がマスターに聞いたところ、
マスターが生姜を買ってきて３０分かけて、
手作りしたジンジャーエール・・・
お客さん一口しか飲まなかったなぁ～・・・
残り物を少し味見したけど、
すごかったぁ～
３０分待たされ出てきたのが生絞り生姜サイダー。
こりゃぁ残すわなぁ～な、味やった・・・
コーラは手作りしないのに、
カナダドライは買わないマスターのこだわり。
素敵でした。
マスター元気かな～

同じく三重県松坂市にあるスーパーフレックス。
その当時は夜の１２時まで営業していて、
そこで夜バイトをしていました。
あの当時はレジはバーコードではなかったので、
ひたすら指で金額を打たなければなりませんでした。
深夜であればレジが混雑することはあまり無かったので、
レジの遅打ちトップクラスの僕でもなんとか乗り切っていました。
でも、たまにどうしても夕方に来てくれと、言われることがあるんですよね。
夕方のスーパー、
ミドルエイジのお姉さま方が山盛りのカゴを抱えてどっさりならぶんです。
これって修羅場なんですよね～
小さくてこまごました食品や用品がカゴ一杯！
それを一つずつ金額を打っていると、
まだおわらないの！？と言いたげににらんでくるお姉さま。
そこへ先に会計済ましたお姉さまがレシートを手に、
この２３０円てどれの事？と、
こっちの状況なんておかまいなしに聞いてくる。
レジ待ちのお姉さまの列は長くなるばかり・・・
休憩の頃には右手がカチカチにこわばってました。
その日、休憩が終わり、
もう一度レジ打ちに入った時、
うっかりスーパーの全レジの集計ボタンを押してしまい、
夕方の超混雑時に全てのレジが集計しだしてしまいました。
青ざめる僕・・・
す、すいません！！と僕が誤ると、
並んでいたお客のお姉さま方全員に睨まれました。
特に、レジ打ちのお姉さん方の形相は恐ろしく、
今も頭に焼き付いています。
どっさりいるお客さんを無視して、
１０台のレジが一斉に長い集計用紙を吐き出すさまを、
目が点になって見ていた店長。
元気かなぁ～

沢山の人々と出会い、
語り合ったり、
笑いあったりして時間を共にして来ました。

夜通しお互いの家で話して、
次の日の朝もバイク(スクーターだけどね＾＾）で一緒に海まで行って、
とりとめもなく時間を過ごしていた友人達。

数枚だけ残っている彼らの写真を見てみると、

僕の背中の夢に　浮かぶ小船に
あなた達がいまでも手をふるようだ～♪

俺たちの旅　中村雅俊