2013/05/09

安易はかげろう







こんにちは。
昼暑くて、朝晩が寒い。
上がったり下がったりの毎日。
なんだか喉がおかしいな~
なんて思っていたら、翌朝きっちりガラガラ声。
身体はだる~いし、
何事にもやる気が出ない。
どうやら風邪のようです。
普段ならここで風邪薬を飲むところなんですが、
今回は薬を飲むのを止めてみました。
本来、風邪とは身体の免疫力が、何らかの事情で下がった時、
ウイルスに身体が侵された状態の事を言いますよね。
そして風邪の諸症状である、
発熱や、咳、くしゃみ、鼻水、
などなど。
今までの僕は、
咳が出たならば、喉に効く風邪薬を買っていたんですが、
それは全くの間違いなんだそうです。
風邪を引いて咳が出るのは、
身体からウイルスを咳によって吐き出そうとしているんだそうです。
くしゃみにしても、一回のくしゃみで、
身体から2000万ほどのウイルスが排除されるんだそうです。
鼻水は鼻の粘膜にいるウイルスを鼻汁で体外は捨てているんです。
熱が出るのは、
体中に行き渡ったウイルスを熱で死滅させているんです。
と言う事は、
風邪とは身体がウイルスに抵抗している状態、
只今治療中~
って事なんですね。
なので、ここで風邪薬を飲んで、
咳を止めれば、
排出されるはずのウイルスが身体に留まってしまう。
鼻水だって同じです。
熱が出ているからと、薬で熱を下げたりしたら、
大量のウイルスが身体に残ってしまう。
結果、風邪がどんどん長引いてしまうんです。
食欲が出ないのは、
弱ってる時に食べたりしたら、
食べた物を消化するのに体力が使われ、
身体が治療に専念できなくなる。
だから、身体が食べないようにしているんだそうです。

風邪に効く薬は無いと言いますよね。

風邪を引いたら無理をせずにじっと安静にし、
食べたくなるまで、無理に食べたりせず、
水分と塩分の補給をするべきなんだそうです。

いわゆる風邪だけの為に病院に行ったって、
上記した事を医者は知っているのに、
薬を出したり、点滴してみたり。
体力と、お金の無駄でございます。

さて、僕が風邪を引いて今日で5日目。
今日は朝から鼻水が出だして、
くず入れの中がティッシュで真っ白。
喉は痰が絡んでウガウガ。
でも食欲だけは衰えない。
何だか、
風邪太りしそうな僕のブログにようこそ。
ネット越しに風邪がうつっても、
太ったりするのは僕のせいじゃございません。
喉が痛いからアイスクリームでも食べたいところ。
せめて名前だけでも痩せている、
ガリガリ君でもたべながら、
今日も少しお付き合い下さいませ~



































先日、
障子の紙を張り替えました。
こんな事をするのは何十年ぶりでしょうか。
最後に障子を張り替えたのは、
僕が二十歳ぐらいの頃、
実家の障子を父に言われて張り替えたきりです。
あの時は大量に張り替えさせられましたが、
今回はたったの4枚のみ。
しかも通常の障子より少し背の低い4枚でございました。
障子紙、張り替えたことあります?
これって結構面倒なんですよね。

まず古い障子紙を剥がします。
この時点でもう面倒くさい。
剥がし終えたら、
我が家ではホースで水をかけて、
残った紙と糊を洗い流します。
そして、
障子を日陰干し。
その間にホームセンターに障子紙と糊を買いに行きました。
障子紙コーナーに行きますと、
60代とおぼしき夫婦が、
襖(ふすま)の紙を選んでおりました。
障子紙はその隣なので、僕がそこで数ある障子紙を選んでいると、
隣にいたその夫婦が障子紙コーナーにやって来て、
その夫婦のワイフが、
ここにも沢山あるわ~と、言いました。
するとハズバンドが、
これは障子紙だから違うよ。
と、答えました。
でも、ワイフは納得して無い感じ。
ハズバンドは、
ほら、格子になっていて、白い紙がはってあるやつで・・・
と、障子の説明をしだしました。
するとワイフは、
あぁ~、アレね~
と、ようやく納得。
歳をとっていようが、
田舎だろうが、
そんなことはあるもんです。
建物が洋式に変わって来ている昨今。
障子も既に過去の遺物になりかけているんでしょうね。

沢山売られている障子紙も、
丈夫で破れずらいとか、
アイロンで貼れるとか、
プラスチックで出来ているとかと、様々。
散々悩んだ挙句、
オーソドックスで、お手頃な値段の紙を買いました。
ついでにトイレットペーパーも買ったんですが、
トイレットペーパーの芯に香料付きなるものがあったので、
試しに買ってみましたが、
狭いトイレがとっても甘~い香りで満たされ、
早速後悔。
 この勢いじゃ、
もし障子が過去の遺物にならずに残り続けたら、
香りつき障子紙なんてのも出てきそう。
イグサの香りが何年も香る畳。
開け閉めするたび香る襖。
歩くたびに香る廊下。
世の中で一番儲かるかもしれないのは、
香料業界かもしれませんね。

































家に帰る頃には、洗った障子もすっかり乾いていました。
障子を家の中に持ち込み、さっそく障子紙を貼ります。
糊は塗りやすくなっていて、
昔のように刷毛でぬる必要なし。
桟にのりを塗り、
その上に障子紙のロールを転がしながら貼って行きます。
糊が少し乾いたら、
余分な紙をカッターナイフで切り取りとりあえず完成。
その時点では紙が少しよれてピンと張ってない。
翌日、そのヨレヨレの障子紙に、
まんべんなく霧吹きで水をかけます。
すると、その水が乾くとあら不思議。
障子紙はプロが貼ったようにピーンと張り、
それで終に完成。
なんとも手間が掛かりましたが、
綺麗に貼れた障子を見るのは、とても気持ちが良いもんです。

今の世の中は、”時は金なり”な時代。
すぐ結果を求めてしまいます。
障子紙を貼るのに2日もかけるなら、
障子なんて要らない時代なんでしょうね。

高度成長期以降にコンクリートで造られた、
トンネルや高速道路、橋やビルディング。
コンクリートの劣化で、様々な問題が起きていますよね。
本来コンクリートは、
ゆっくり時間をかけて乾かしながら建物を建造すれば、
100年以上使えるんだそうです。
しかし高度成長期以降に、
”時は金なり”的考えで、
より早く建てるかに重きを置かれ、
耐久性は二の次にされて来た現在。
その結果が今の問題になっています。

道を歩いていても、
この前に棟上された家が、
あっという間にもう完成。
30年もローンを払うのに、建てるのは数ヶ月。
しかも、手抜きされたりする事もある。

キチンとした行程で建てられた古いコンクリートの建物や、
何百年も時間を経た木造家屋が残っているのに、
科学や技術が進んだ現代に建てられた建物が、
この先どれだけ残るんでしょうか。

トイレなんかは洋式のほうが和式よりはるかに便利ですが、
家の壁は、土壁や漆喰の方が日本の気候にあっています。
壁の中に何を詰めようが、
アルミサッシできっちり窓を閉めれば、
部屋の中は結露し、
壁紙がすぐに痛んでしまう。
土壁なら部屋は結露しません。
土壁で家を建てるのは、コストがかかり、時間もかかる。
でも、
皆が土壁を見直し、
こぞって土壁にして行けば、コストは下がるはずです。
皆が嫌がるのは、
時間がかかる事の方なんでしょうね。





































昨日頼んだ物が、
翌日には届けられる。

非常に便利で良いんですが、
急いで届けさせたものを急いで使う人が、
はたして何人いるんでしょうか。

鼻水が出たから風邪薬を飲む。
風邪は治らないけど、
とりあえず鼻水は止められる。

テレビのコマーシャルは変に感動ものばかりで、
今の世の中が全て安易に見えてくる。

安易はかげろう
つかの間の命。

激しく燃えているように見えて、
人の心をゆらしてるだけ










なんでもハイハイと聞いていたら、
いいように振り回されるだけ。
同じ回るなら、
空回りでもいいから、自分で回りたい今日この頃。
そんな僕のブログに今日もお付き合い下さって、
ありがとうございました。
ついでに僕の動物園も、見て行ってくださりませ~





  
         愛はかげろう 雅夢