2012/03/01

カメしい色やね


こんにちは~
本日も私のブログに訪れて頂いて、
ありがとうございます。
3月になってしまいました。
言いたくはないですが、
時の経つのは早いですよね。
じっと意識するとノロノロ進む時間ですが、
意識していないと、ズルしたかのようにササッと進んでしまう。
1個100円もしない単3電池で動く時計に縛られ、
1分、1秒と時間を切り刻み、
挙句にまだ来てもいない先の心配までしなきゃいけないなんて・・・
人で生きるのはホントに大変でございます。

あなた様のネット閲覧できるつかの間の休息時間、
今日も少しだけお付き合い願います~






私、この時期になると思い出す生き物がいます。
もう死んじゃったんですが、
前にロシアリクガメという小さな陸亀を飼っていました。
陸亀ですから泳いだりしませんので、
私の家の小さな裏庭で放し飼いにしていました。
逃げられないよう隙間などを塞いで、
裏庭すべてを彼の縄張りにさせてやりました。
そうやって飼うと餌と水をやるだけでよかったんで、
私も楽だったんですよね~
洗濯物を干す為に裏庭に出ると、
トコトコと近寄ってきて私の足元でジ~ッ・・・としてる。
私が移動するとまたトコトコと付いて来てジ~ッ・・・
足でコツンとつつくとフシュ=ッ!!と威嚇音。
何がしたいのかよく分からないんですよね~
あるとき裏庭の地面にスズメのヒナが落ちていました。
残念ながらすでに死んでいたんですが、
親鳥らしいスズメが上からず~っとそのヒナを見ているんです。
なんだかかわいそうなので、
親スズメが諦めるまでヒナをそのままにしておきました。
そして数分後に戻ってみると・・・
そこにヒナの姿はありませんでした。
かわりに大変満足げな顔をした陸亀君が
口元を前足でぬぐっていました。
普段は草食系なんですが、
意外と行ける口だったみたいです。






そんな陸亀君は冬になると冬眠してしまいます。
雨のかからない木の根元に穴を掘り、
その中にもぐって寝てしまうんです。
そうなると春までさよ~なら~
そして今ぐらいのの時期になるとモゾモゾと動き出し、
徐々に目を覚ましだすんです。
ほんと手間いらずで可愛いやつなんですが、
ある日父親が裏庭の扉を閉め忘れ、陸亀君が大脱走~
いくら探しても見つかりませんでした。
それから数ヶ月が過ぎたある日の事・・・
少し離れた私の実家の裏でのんびり逃亡生活を満喫しているところを、
私の父親に見つかりあえなく御用となりました。
田舎ですから逃げ場などいくらでもあったのに、
わざわざ私の実家の裏に逃げ込むなんて・・・
それからの彼の脱走願望は激しくなったみたいで、
2回目の脱走は偶然早く帰宅した私に玄関先で御用・・・
いくら水槽より広い場所で飼っても、
広すぎる事なんて無いんですね~
気持ちは分かります。
が、いくら田舎でも車の交通量は多いわけで、
逃げたらあかん、逃げたら~






私が飼い始めて15年目ぐらいで彼は帰らぬ亀になってしまいました。
脱走ではなく死んじゃったんですけどね。
死んじゃった陸亀君を見てあの時無事逃亡できていれば、
こんな悲しい姿を見なくて済んだのに・・・
何処かで元気に過ごしているんや~などと思えたのに・・・
などと無責任な事を想像していしまいました。
先日亡くなった動物学者の千石正一氏は、
リクガメやイグアナを飼うのなら、
家一軒を明け渡す覚悟が必要と論じておられました。
確かにお説ごもっともでございます。
が、家一軒明け渡す事はやはり出来ず、
かといって可愛い動物を目にしてしまうと、

そんなことさえ~わからんようになってしまうんですよね~

今は友達の家にいるハリネズミに心奪われチュ~^^