2012/07/09

筈なのに






こんにちは。
先日、友人達が我が家に遊びに来てくれまして、
嬉しくてついつい暴飲暴食三昧・・・
久々に食事制限を忘れ、
食べたい物ばかりドッサリと食べてしまいました。
私、大喰いのくせに胃腸が少し弱い。
久し振りのフードラッシュに私の胃袋はフル稼働していたんですが、
終にオーバーヒート。
激しい腹痛で眠れぬ夜を過ごす事になりました。
いい大人の癖に何とも情けない話で御座いますが、
最近下げ止まり、それどころかリバウンドしかけていた私の体重が、
見事に希望体重に戻り、よかった、よかった・・・
若干病的にやつれた私のブログに時間を割いてくださって、
誠にありがとう御座います。
飲むヨーグルトでもチビチビやりながら、
今日も少しお付き合い願います~























食べ過ぎてお腹が痛いなんてまるでお子様な私。
私、ほんとドン臭いと云うか、間抜けと云うか、
駄目なヤツなんでございます。
先日、夜中にスーパー銭湯にでも行こうと思い、
夜の田舎道を車で走っていたんですが、
何か車のエンジンの様子がおかしい。
アクセルを踏んでふかしていると時々スカッと途切れるような感じ。
あれっ?気のせいかな~なんて思っていると、
またエンジンがスカッと止まる。
こっ、これは・・・!?
ご想像通りのガス欠でございます。
車は急激にスピードを落とし、
カエルが泣き叫ぶ真っ暗な田舎道に、
静かに停止いたしました。
言い訳的には、
”まだ行ける筈なのに”
です。
とりあえず車を押して路肩に寄せ、
はぁぁぁ~・・・っ
と、ため息ひとつ。
その夜はとっても熱帯夜でございました。























いくら田舎とは言え、
ガソリンスタンドぐらいは沢山在ります。
でも、夜の11時過ぎとなるとかなり絞られてくる。
思案していても仕方が無いので、
一番近くの24時間営業のスタンドまで歩き出しました。
近所に友達も居るんですが、
夜中にこんな事で呼び出すのも気が引けますし、
元来、私は水くさいんですよね~
蒸し暑い夜道をトボトボトボ・・・
タクシーでも通れば良かったんですが、
夜の田舎道、
だ~れも通りはしない。
タクシーっぽい車が来たかなっ!と思えば、
代行の車。
紛らわしいっ!
目指すスタンドははるか向こう。


車で行けば5~6分ぐらいの場所なんですが、
勾配が・・・
なだらかでだらだらと続く勾配が延々と・・・


小さな山を二つ超えようやくスタンドに到着。
かなり歩いた様でいて時間にすると40分ぐらい。
早かったのか、遅かったのか。

はぁぁぁ~・・・っ
と、半分安堵のため息またひとつ。


























スタンドで事情を説明し、
携行缶を3000円の担保で借り、いざ給油。
これから今来た道を帰らなくてはいけないので、
出来るだけ少量にしたいところ。
どれくらい入れたら良いですか?
と、スタンドの兄さんに聞くと・・・
ん~、5ℓぐらいかなと笑顔の兄さん。
そんなに必要?
重くないかな~?と私が愚痴ると、
足りなくてまた取りに来るのもなんでしょう?と、
優しいお言葉を掛けてくれる兄さん。
心の中で、
”この人でなしっ!”
と罵っていると、
セルフだけど給油してくれる優しさはありました。5ℓだけど・・・
ほら、意外と軽いですよ!
と、得意げに携行缶を振る笑顔のお兄さん。
そらそうでしょう。
”でも10分もしたら倍の重さに感じるってっ!”
と、心の中でもう一回罵りながら出発する事に。
スタンドの兄さんの
”送りましょうか?”
と云うミラクルワードが出る事もなく、
トボトボと赤い缶をぶら下げて、
これから戻る真っ暗な道を見て、
はぁぁぁ~・・・っ
と、うんざりめにため息またひとつ。

























私、ガス欠って2度目なんですよね~
最初のは父親の車でした。
ガソリンが少ないけど大丈夫?
と、助手席の父親に尋ねると、
まだまだ大丈夫!
と、太鼓判。
その数分後に車は静かに止まったんですけどね~
その時の父親の言い訳はと云うと、
”まだ大丈夫な筈なのに・・・”
です。
しかも父親は私に悪びれる様子も無く、
”俺はここで待ってるから、
お前はヒッチハイクをしてガソリンを買って来なさい!”
だ、そうです。
ほんと、とんだガス欠親子でございます。
已む無く私は、生まれて始めてのヒッチハイクをする羽目に。
けっこう恥ずかしいんですよね~
でも、その当時は私もまだ若くて、
怪しさは皆無でしたから、
比較的早く止まってくれる方が有り、
親切にスタンドまで送っていただいたんですが、
さて、今の私じゃ・・・・・

夜中に人気の無い田舎の夜道で、
禿げで髭面のおっさんが、
ヨレヨレのTシャツに短パン姿で手を振りながら近づいてくれば、
落ち武者か地縛霊に間違われて、
その道が心霊スポットになりかねません。

そんな事を思いながら赤い缶をぶら下げ夜道をトボトボ歩く私。
案の定、携行缶は見る見る重くなり、
右に持ち替え、左に持ち替え、
右にフラフラ~、左にフラフラ~、
これじゃ単なる酔っ払いか、
ぬらりひょんと思われても仕方がありません。

帰りは下り坂が多かったから比較的早く着くかと思われましたが、
足かせ付でしたから、
結局行きと同じくらい時間がかかってしまいました。

ようやく車にたどり着き、
不慣れな携行缶での給油に手こずり、
社内がこぼれたガソリン臭で満たされ、
疲労も相まって若干トリップ気味に、
40分かけて今歩いて来た道をたった5の分で戻りました。
スタンドの兄さんに携行缶を返し、
担保の3000円を返してもらい、
その3000円でガソリンを給油しました。

スタンドの兄さんからの、
”お疲れ様でした!”
などの心温まるねぎらいの言葉どころか、
振り向けば誰も居らず、
シ~ンと静かな無人のセルフスタンドに戻っていました。
1人寂しくスタンドを後にし、
全身汗でベトベトの身体で本来の目的のスーパー銭湯にようやく到着しましたが、
そこもすでに無人となっていました。

はぁぁぁぁ~・・・っ