こんにちは~
ここ奈良は最近雨模様でございます。
そのおかげで湿度が高くなり、
幾分過ごしやすいような気がします。
辺りをよく見ると、木々や草の芽が膨らみだしています。
私には一切関係なく変わって行く自然の摂理を目の当たりして、
心地よい無力感に浸る毎日でございます。
空の雲の様にただ流れて行くだけの私。
たまには雨を降らしたり、雷を落としたり、
大きくなったり、千切れたり・・・
居てあたりまえ、居なくてあたりまえ~
フワフワとあやうい私のこのブログ。
今日も少しお付き合い下さい~
ふと気が付くと、
今住んでいる所に越してきて13年の月日が経ちました。
その前は奈良の実家から飛び出し、1人で大阪に住んでいました。
最初の頃、田舎育ちの私に都会は刺激的で、
楽しくて仕方がない場所でございした。
しかし7年が過ぎた頃、急に田舎が恋しくなり、
アパートを引っ越してみてもその気持ちはぬぐえず、
むしろ、アパートの契約書の乙は甲の言う事を何でも聞きやがれ!
的な文章に嫌気が差しついに奈良に帰ることになりました。
久し振りに帰ってきた田舎は本当に気持ちがよく、
忘れていた記憶が目や、肌や、耳や、鼻からどんどん蘇ってきました。
その頃はあまりにも気分が良すぎて、
すれ違う人すべてに挨拶したくなる気持ちでした。
実際、まったく知らない人にうっかり挨拶してビビられてしまいましたが・・・
身体は過去に体験した心地よい記憶をもう一度感じる事で、
幸せを感じるんでしょうね~
車に乗っている時にラジオから流れてくる懐かしい曲・・・
すっかり忘れていた思いがけない懐かしの曲は、
これまたすっかり忘れていた記憶に私を連れ去ってくれます。
それが良い思い出なら同じ事が起らなくても、
その時の幸福感が蘇って来ます。
そして夕焼けを背にして少しセンチメンタルに、
空き缶の一つも蹴っ飛ばしたくなる、
てなもんです^^
てなもんです^^
私達の脳には記憶しか入ってないんですよね。
今、目にしている物事や匂い、
感触、音などがものすごい勢いで記憶され、
その記憶の数々をくっ付けたり切り取ったりして、
私と言う人格があるんです。
故に幸せは記憶の中にしかないのかもしれませんよね~
時の流れと空の色に何も望みはしませんが、
何時もと変わりない友達や、
案外見慣れた風景を感じれる事は
私がここに生きているという真実。
それだけで幸福いっちょ上がり~なんです。