2012/06/11

駄運 田運 BOY



こんにちは。
近畿地方も梅雨入りし、
空気に少し重みが増したような今日この頃~
先日、叔父がやってる田んぼの田植えを、2日ほど手伝いました。
これがかなりのお疲れちゃん~
今時は機械で苗を植えるので、
植える事ではそんなに疲ません。
段取りが疲れるんですよね~
足を取られる泥の中で重い苗を運ぶ作業は、
やった事がある人なら大きくうなずいて貰えるほどの重労働。
でも、そんなキツイ作業も働けばやがては終わります。
見た目はドロドロ、身体はボロボロ、心だけは達成感~!
その日ばかりは何も気にせずに食べたい物をたらふく食べて、
泥のように眠りたいんですが、
疲れ過ぎると意外と眠れないんですよね~
そんな筋肉痛バキボキの私のブログに本日も時間を割いてくださって、
誠にありがとう御座います。
それでは少しお付き合い願います~















田植えをしている時は、
弁当を食べる為に手を洗うのも用水路の水、
もしくは田んぼの水。
綺麗な水が流れる、山間にある田んぼではなく、
盆地の真ん中にある田んぼですから、
流れている水もお世辞にも綺麗とは云えません。
ミドリガメの赤ちゃんやら、メダカやら、ヒルやらが、
にぎやかに生活している用水路。
もちろん飲んだりすればどんな事になるか・・・
でも、田植えをしている時は、
気にならなくなるんですよね~
うっかり目に入ったり、
怪我した傷口をその水で洗ったりしているんですが、
今のところ生きてはいます。
意外と怖い菌なんかはそうそういるもんじゃ無いんでしょうか?
もしくは気力なのか・・・
病は気からと言いますからね。
子供の頃は沼にザリガニ釣りをしに行くと、
必ず目に何かが入り、
真っ赤に腫れて帰っていたんですが、
大人になった今、
こんなに泥の中で暴れて怪我をしても、
化膿すらしないなんて・・・
多分、鈍感になっているだけなんでしょうね~


















宝くじでしょっちゅう3000円当たるくらいのつまんない運がある私。
田んぼを手伝える運は良いのか、悪いのか・・・?


手間隙かけて米を作っても、
さして儲からない日本の農業事情。
私の村でも若い人が農業を継いでいる人片手もありません。
殆どが年寄りばかり。
見るからに危なっかしいじい様が、
それでもきちんと米を育て行きます。
ゆっくり休憩を入れつつ、
いい加減風に見えて、確実にこなして行く様は、
さっさと終わらせて休憩したい私とは相反します。
農業には農業の息のつき方があるんですね~

















都会で働くと、農家の息継ぎでは難しくなってきます。
どうしても仕事が遅いようにみられたり、
のんびり者に思われたり。
若かった頃は走って、走って、
何とか着いて行っていました。
でも、歳をとった今、
田舎とはまるで違う時間と人の流れに、
私の歩みはだんだんと遅くなりつつあります。
まだまだ立ち止まる歳ではありませんが、
歩み方は変えたい。

あの頃~
ゴミが入って腫れたまぶたの奥に立ってる、
私の思い出つれて
今日も田んぼに夕陽が落ちます。

田舎の息継ぎでもなく、
都会の息継ぎでもない、
大きな息継ぎを一つ。

ハァァァ~~~ッ。

いわゆるタメ息ってやつです^^