8月もあとわずか。
なんとなく峠を越えたような感じのする今日この頃。
ついこの間に植えた気がする稲は青々と大きく育ち、
そこかしこを濃い緑色に染めています。
聞き馴染みのある夏の音と、
肌馴染みのある夏の触感など、
五感に触れる夏は僕の過去の夏の記憶を呼び覚まし、
新しい夏の記憶に塗り換わって、
僕の脳に新しく記憶されてゆく。
僕の脳の中では、
小さい頃の夏休みの記憶は今の夏と繋がっていて、
ふとしたきっかけで、
川で魚獲りをした時の魚の触感や、
川の匂いが甦ってくる。
見上げた空にある大きな入道雲は、
上のほうがとても白くて、
あの頃とちっとも変わらない。
あの頃の方がいいのか、
今がいいのか。
どうでもいいくらい空は青くて、
それもちっとも変わらない。
生きてきた分の夏があって、
その分の夏の記憶がある。
全ての夏を思い出すことは出来ないけど、
それは言葉に出来ないだけ。
本当は、
今の夏を感じるだけで、
僕は記憶の夏を全て感じている。
だから、
嬉しい気持ちになったり、
切なくなったり。
夏だけではなくて、
僕は何時も過去の全ての記憶と繋がっている。
調和のとれた記憶たちを僕は殆どは思い出せないけど、
夕陽を見ればいつだって、
過去は僕に寄り添ってくれる。
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♪ 夏の終わりのハーモニー 井上陽水&安全地帯