2014/05/09

ミリョクティー










日々の生活には常に選択がついてくる。
レモン一個選ぶのにもしばし考えてしまう。
大きさや形を取るのか、

色艶や香りを取るのか。
両方兼ね備えていれば其れに越したことは無い。
だけど、

山と積まれた無数のレモンの中からコレといった一つを探すとなると、
選択基準は曖昧になって、
ただただレモンの山を掻き分けているだけの自分がいることがある。
どのレモンもたいして変わらない。

でも、
どのレモン一つとして同じものは無い。
ものには個性があって、

それぞれの個性を見付けることが出来るなら目を閉じて選んだって構わない。
それらは個々にミリョクがあり、

いつだって自分しだいで美味しくなる。
でも、
散々悩んでようやく見付けたものでも、
いざ切ってみたら腐ってた…なんてこともある。
生活なんてそんなもの。
ダメだったらまた次を選択すればいいだけ。
選択をまちがって前に進めなくなり後ろが気になるなら

後ろに戻ればいいだけ。

まぁ、
そもそも後ろなんて無いから人はいつだって前進している。
だからそれは後ろ向きなんかじゃない。
故にそれは恥ずかしくなんかない。
常に人は自分の為に選択をしてるんですから

その都度自分が思うように選択すればいい。
そして選んだもののミリョクを見つければいい。
でも選択に迷ったら、
窓を開けて甘いミルクティーでもいれて一息つけばいい。
急ぐ事なんてそうそうあるもんじゃないですから。



迷わないで抱きしめて
なだらかな肩寄せて
離れててもキスをして
生ぬるいミルクティー



































































































最後までご覧下さってありがとうございます。


















こちらでイラストを描いています。
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ダーク・ブランコ Dark blanco






ミルクティー  UA