2013/08/02

1/2の貧話





こんにちは。
まるで梅雨が戻ってきたかのような8月の空、
ムワワワ~ッと、湿度が上がると、
ドババババァァァ~と雨が降ってくる。
夕立だなんて可愛らしい言い方じゃ言い表せなくて、
今時はゲリラ豪雨と呼ばれてますね。
でも、
ゲリラって言葉を聞くと少しドキッとしてしまう。
もうちょっと情緒のある言葉を使ってほしいんですが、
本来の意味の突発的豪雨では、
テレビ的には面白くないんでしょうね。
でも、
そういうニュースを面白くする必要なんか無いとおもうんですけどね。
しかし、
それにしても蒸し暑い。
朝目覚めれば、
汗で身体はしっとり。
シャワーを浴びてさっぱりするも、
出かける頃にはもう汗だく。
イライラが汗のように身体を滴り、
背中に張り付いてゆきます。
突発的豪雨がやって来て、
サァ~~~ッと気温が下がっても、
少し経てばまた気温が上がり、
さっきよりよりいっそう蒸し暑くなる。
半分は夏で、
半分はまた梅雨。
何時までこんな天気を続ける気なのか、
本当、いいかげんにして!!
と、
空の上の誰かに文句を付けたいけれど、
そんな僕をあざ笑うかのように近所に落ちた雷。
物凄い音に縮み上がり、
パソコンの電源を急いで切りに行った、
半分は強気で、もう半分はへたれな僕のブログにようこそ。
もしかすると100%内弁慶かもしれない僕ですが、
今日も少しお付き合い下さいませ~




































この間、
和歌山県の田辺市に行ってきました。
天神崎と言う所の近くに知り合いの土地があり、
何年も前からその土地の草刈を僕がまかされているんです。
土地の広さは30坪ぐらい。
そこ一面に雑草が生い茂っています。
草刈機を使えばパパッと終わる広さなんですが、
その土地の周りは民家が立ち並んでいますから、
草刈機のエンジン音は非常に喧しい。
しかも、
草刈機って、使った後の手入れが必要で、
しばらく使わないなら燃料も抜かなくてはならないし、
いざ使おうとしてエンジンをかけようとしても、
なかなかかからない。
あの手の紐を引っ張ってかけるエンジンって、
とっても疲れるんですよね。
さんざん引っ張っても、
結局かからなかったりする。
しかも燃料は特殊な混合燃料。
年に1回か2回ぐらいの草刈に、
そんな面倒くさいものを使いたくありません。
なので、
僕は長い間、鎌を手に草を刈っていました。
刈り始めは楽勝なんですが、
30分もすれば目が回る。
しかも、毎年この時期に行くもんだから、
天気が良すぎて熱中症ギリギリ。
水分を補給しながらようやく草を刈り終えても、
その草を袋に詰めなければなりません。
別にほおって置いても良いんでしょうが、
枯れた草が肥料になって、
次の草に栄養を与えるような気がするので、
最近は捨てるようにしています。
この、
刈った草を袋に詰めるのが意外と大変なんですよね。
この作業だけでまたヘトヘト。
草でパンパンのゴミ袋が15袋程出来上がった頃、
何処かからお昼の時報が聴こえてくる。
朝7時から初めて、終わったのは昼の12時。
計5時間の重労働でございます。
ちょっと見よりはたいした事の無い空き地なのに、
なかなかどうして。
自画自賛ですが、
自分の粘り強さに感心します。




































そんな草刈り。
今年もそんな感じだろうな~と、あきらめていた僕。
しかし、
こんな事を続ける元気が年々しぼんでいるのも事実。
これでは近々身体を壊してしまう。
そんなある日、
ふとテレビを見ますと、
草刈正夫が草刈機のコマーシャルをやっている。
しかも充電式だと!
なるほど!
そういうのがあるのか!
そこで、
早速パソコンで検索してみると、
充電式草刈機や、
電動草刈機なるものがある事を知りました。
しかも、
これらの電動式はエンジン式よりとても静かなんですね。
これなら、
音の心配も要らないし、
使用後の手入れや燃料の心配は無くなります。
さっそく近所のホームセンターに見に行きました。
充電式は大変魅力なんですが、
価格は少し高価で、
3~4万円してしまう。
しかも、連続運転は3~40分で、
その充電器には寿命があるらしい。
その点、
電動式は価格も安く、
エンジン式に近いぐらいのパワーがある物もあります。
まぁ、
ネックは電気コードで繋がなければならない事ぐらい。
幸いその土地は電気が使えるので、
さっそくその場で、
リョービの電動草刈機AK-6000 19,800円を購入しました。
そして、
それを持って今年の草刈に挑みました。
延長コードを繋ぎ、
いざスイッチON!
感激の静かさ!
そして、
鎌で1~2時間かけて刈っていた処を、
AK-6000は静かに素早く、
たったの10分で刈り終えてしまいました。
感激です。
とても早くて感激だったんですが、
刈った草を袋に詰めるのは手動式です。
年々体力が衰えている僕、
やっとこ詰め終ったのは昼の12時。
結局、
かかった時間は去年と同じ。
新兵器の導入で、
去年の1/2の時間で仕事を終えられるかと思っていたのに、
ちっとも変わらず。
しかも、去年より倍疲れてる。
ほんと、
いいかげんにして~








































子どもの頃、
将来自分が草刈機を買う事になるだなんて思っても見ませんでした。
他にも、
子供もいないのにお父さんと呼ばれたり、
バリカンを使い、自分で散髪するようになるだなんて、
想像すらしませんでした。
こんなに早く禿げるとも思わなかったし、
老眼がこんなに不便だとは思いもしなかった。
腰がガラス細工のようなものだとも知らなかったし、
テレビをちっとも見なくなるだなんて、
夢にも思いませんでした。
小さい頃は、
ノストラダムスの予言なんかを何とはなしに信じていて、
1999年に地球が滅亡するんだ!とか、
日本沈没なんてドラマや映画もあったから、
漠然と未来は無いもんだと考えていたんでしょうか。
あの頃、
今の年齢に自分がなっている想像が出来ていなかった。
今、
大人になっている僕。
でも大人って、これは只の言葉なだけなんですよね。
過去は何処に行くでもなく、
ここにあるし、
未来は何処かからやって来るんでもなく、
ここにある。
過去を言葉に代えてしまったら、
それはなんともしょぼくて、
未来を言葉に代えてしまったら、
それはなんともちんけな話になってしまう。
大人だとか、
子供だとかに拘るなら、

半分だけ大人の真似
あとの残りは純粋のまま

なんです。

















ハッキリ言って、
人生まるで先が見えない僕のブログに、
今日もお付き合い下さって誠にありがとうございました。
まぁ、
先が見える人生なんてちっとも面白みが無いので、

残りの人生、
半分は右を見て、
半分は左を見ながら、
ふらふら歩いて電柱にガン!
”いいかげんにして!”
と、怒られそうな
間もなく46歳
独り者。








                                                             1/2の神話 中森明菜