2012/04/23

眠らぬ夜


こんにちは。
雨がシト、シト、シト・・・
朝起きて雨が降っていると気分はげんなりしますね。
けれど、雨粒に濡れそぼる若葉はとても気持ちよさげです。
一雨ごとに木々が潤ってゆく様は、
私が風呂に浸かってヴェ~ッと唸りながら、
カサ付く肌に水分を補給する姿より健全な気がします。
若木の様なしなりも無くなり、
屈むと身体のあちこちからポキッ!、パキッ!、グキッ!
と人らしからぬサウンドを奏でる私。
そんな立ち枯れ野郎のブログに
今日も来ていただいて誠にありがとうございます。
ストレッチがてら少しお付き合いくださいませ~







今ぐらいの季節はホントに過ごしやすく、
夜なんかも非常に快適。
ついついあれやこれやと出来てしまうものだから、
気が付けば2時、3時と、
夜更かしが過ぎてしまいます。
普段から寝つきはいい方なんですが、
赤ちゃんに子守唄を聞かせて眠らすように、
私には寝る時に必要なものがあります。
”やっぱり猫が好き”というテレビ番組なんですが、
それを見ながらでないと寝れないんですよね。
番組は何でもよかったんでしょうが、
十数年ぐらい前にたまたまそれが好きで寝る前に観ていたら、
いつの間にかそれを見ないと家では眠れなくなってしまいました。
最初はビデオで録画したヤツを観ていたんですが、
ついにビデオテープも伸びきって観れなくなってしまい、
やむなくDVDを数枚購入し、
それが四十路男の子守唄になっております。
今ではそれが無いと眠れないのではなく、
それを観たら寝てしまう・・・
どうやら人生のターニングポイントを過ぎ、
赤ん坊に戻り出しているのかもしれませんね~








寝る場所が変わると誰でも眠りに着くのが難しくなりますよね。
私ぐらいの年齢ですとよその家に泊まる場合は
大概お酒をだして頂けるので、
それはそれはスヤスヤと大イビキをかかせて頂けます。
でも、お酒も飲めない子供の頃は
かなり寝れずに困っていましたね。
親戚の家に泊まる事になり、布団に入るんですが・・・
まずは自分の家ではない布団の匂いに違和感。
少しすると匂いは気にならなくなりだすんですが、
次は時計の音・・・
昔はどこの家にもだいたい振り子時計がありましたので、
その振り子の音が、コツ・・コツ・・コツ・・
気になって気になって!
ようやくその音にも慣れてきた頃にボ~~~ン!
それで振り出しでございます。
頭の中で巨大な振り子に私がしがみ付き、
一緒に右へ左へと揺れる想像をよくしていましたね~
そんな振り子に乗ってようやく良い気持ちになりだすと、
隣で寝ている従兄弟が何か寝言を言い出して”ビクッ”・・・
またしても振り出しに・・・









そんな中だんだんと尿意が芽生えだして来て、
私の睡魔を奪いだします。
さっさと便所に行けばいいんですが、
昔の田舎の家ですからね、必ずポットン便所なんですよね~
おまけに外にあったりします。
私の家はありがたい事に水洗便所でしたので、
ポットン便所には不慣れで非常に怖かった&臭かった!
便所に行くまでに井戸なんかもあり
その井戸が更に恐怖をそそっており、
とても深夜に赴く場所とは思えませんでした。
何とか眠ってしまえないかと羊を数えだしますが、
そもそも羊=シープと言う発音が寝息に似ているから
ワン シープ、ツー シープと、
呼吸を寝息に近づけて眠りに誘う英語圏の話しですからね~
幼い私の頭の中には羊がえらい数で増えてしまい、
その中にアルプスの少女ハイジに出てくる仔ヤギのユキチャンが迷い込んで来て、
それをペータが追いかけて来くる・・・
もう尿意も、羊も、ヤギも、ペータも、振り子も、寝言も入り混じり・・・
ようやく夢の中へと半場気絶するように落ちてゆきます~


夢の中は快適で、
寝る前に何か大事な事があったような・・・
無かったような・・・
そんな事はどうでも良いことで・・・
空が青くて・・・
川のせせらぎが心地よく・・・
あぁ~綺麗な川におしっこをしょう・・・
あぁ~、気持ちいいな~暖かくて・・・
暖かく・・て・?
・・・!!

ひざまずいてすべてを忘れて欲しいと涙を流しても

二度とは帰らない・・・






眠れな~い夜と 雨の日には
忘れかけてた 尿意がよみがえる~♪


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