2012/04/30

海を見ていたエゴ



こんにちは。
4月も今日でおしまい。
すっかり暖かくなり、山ではカエルも鳴き出しています。
日が暮れれば地中からはジィジィィィィィィィ~ッと、セミのような鳴き声が・・・
今ぐらいの時期に鳴きだすオケラの声を聞きながらの夕暮れ道。
夕焼け空にはツバメとコウモリが忙しなく飛び交っていて、
あぁ~、もうすぐ夏なんやなぁ~
と、実感。
ジワジワ暑くなりだすこの季節は、
夏好きの私をソワソワさせてくれます。
こんな日は車の窓を全開にして、
山なんかをドライブすると最高に気持ちが良いのでしょうが、
ガソリンの値段にイライラ!

お休み中、お仕事中にもかかわらず、
今日も私のブログに来て頂いて誠にありがとう御座います。
それでは少しお付き合い下さい~











世間様はゴールデンウイーク中。
お出かけになられる方が多いように、
今時は出かけて遊べる場所も大変多いですよね。
大型ショッピングモールに大型アウトレットショップ。
大型スパに大型バーベキュー&レジャー施設。
あれやこれやと、もり沢山でございます。
私が子供の頃、
休日になると、私の父はよく私達兄弟を車で連れ出してくれました。
しかしそれは昭和4,50年代の事ですから、
大型ショッピングモールなんてもちろん御座いませんし、
バーベキューなんてハイカラなものは、
我々にすればそれは屋外で食べる焼肉でしかなく、
単に贅沢なだけで、休日のプランには提案すらされませんでした。
オマケにあの頃のガソリンスタンドは祭日は休みのところが多くて、
山奥なんかに出かけてガソリンが足りなくなると、えらい目に逢う!
そんな時代で御座いました。
で、私の父は私達を何処へ連れて行くかと云うと・・・
寺・・・・
神社・・・・
古墳・・・・
単に山・・・
単に河・・・・
まぁ~、退屈極まりないレパートリー。
お盆だとスペシャルで上記の他に海が付いて来ます。
今時のお子さん達はどうか知りませんが、
子供の頃の私はこれが結構好きで喜んでついていっていました。
寺などは煌びやかで、色々な仏像を見るのが好きでした。
仏像の写真のハガキなんかをねだってましたね~
単に仏像の形が好きだったんでしょうね^^
そう云う意味では神社は退屈な場所で、
賽銭をするときに神体の奉られている中を覗いても、
何にも無い。
寺は存在しないものを形にして飾ってますが、
神社は何も無いを飾っているんですね。
大人になった今ならそれを哲学的でクールと取りますが、
子供の私には地味で素っ気無い場所でしかなく、
小石の一つも投げ入れてしまいたくなる訳です。
後に神体はもっと奥の別の建物に奉られているのが判明、
がしかし、その中はやっぱり素っ気無く、
鏡や、石があるだけ・・・
クールやね~

















お盆の時は海や川でキャンプ!
子供だった私は大はしゃぎで御座いました。
とは云え、そんなに裕福ではなかった我が家。
キャンプ場で仮の家になる大事な我が家のテントが、
子供の私の目からしても明らかに古い!
古すぎるっ!
その頃はキャンプがブームに成りだしていたので、
新しくてお洒落で形も様々で、
簡単に組み立てられるテントが販売されていた頃。
キャンプ場もそんなお洒落なテントの花が咲いている中、
明らかに昭和30年代の代物とおぼしき我が家のテント。
三角柱を倒しただけの形、
組み立てパーツがやたらに多くて1人では組み立てられず、
テントの色はオレンジ色ではなく色あせたみかん色、
冬山用とおぼしき生地の厚さで通気はせず、そのくせ雨は沁みてくる。
便利な蚊よけネットなどの気の利いたものは無く、
締め切ったテントで寝る我々に屋外で寝る快適さは皆無・・・
朝目が覚めると汗だくで、
父親だけこっそり車で寝ている・・・
いくら父親に新しいテントを買うよう交渉しても聞く耳持たず・・・
我が家のテントで過ごすキャンプは拷問に近いものでした。
今じゃその古いテントと共に私のキャンプ欲は、何処かへ消えてしまいましたね~


















この歳になれば古いものの良さや、
他人に合わせることの馬鹿ばかしさが理解できます。
私には母親が居ませんでした。
私が子供の頃は、
周りに親が離婚している子供はほとんど居なくて、
そこから私の世間に対する引け目みたいな心が芽生え、

服ぐらいはきちんとしておかないと、とか、
言葉遣いはきちんとしておかないと、とか、
男親の古臭く野暮ったい雰囲気を消しておかないと、
なんて馬鹿げた思いを抱いていました。
他の家庭のようにちゃんと母親に居て欲しかったのが私の本心で、
それをフロイトの理論で云うと”イド”と云い、
それに対して、親には親の事情があり、父親にはその事には触れられず、
かと云って片親だからと同情されない様に世間体を取り繕う社会道徳みたいな気持ちを、
”スーパーエゴ”と云うそうで、
その間で揺れ動くのが”エゴ”だそうです。
自分にどういう答えを求めているのか・・・

その頃、海辺のキャンプ場で朝早く目が覚めた時に
誰も居ない砂浜を1人で歩くのが大好きでした。
朝焼けの海を眺めながら1時間ばかり浜辺を裸足で歩いていると、
誰かが忘れたビーチサンダルが片方だけ。
もう少し歩いているともう片方・・・

ビーチサンダルを履いて古臭いテントにもどる時は
気分もすっかり晴れていました。














2012/04/23

眠らぬ夜


こんにちは。
雨がシト、シト、シト・・・
朝起きて雨が降っていると気分はげんなりしますね。
けれど、雨粒に濡れそぼる若葉はとても気持ちよさげです。
一雨ごとに木々が潤ってゆく様は、
私が風呂に浸かってヴェ~ッと唸りながら、
カサ付く肌に水分を補給する姿より健全な気がします。
若木の様なしなりも無くなり、
屈むと身体のあちこちからポキッ!、パキッ!、グキッ!
と人らしからぬサウンドを奏でる私。
そんな立ち枯れ野郎のブログに
今日も来ていただいて誠にありがとうございます。
ストレッチがてら少しお付き合いくださいませ~







今ぐらいの季節はホントに過ごしやすく、
夜なんかも非常に快適。
ついついあれやこれやと出来てしまうものだから、
気が付けば2時、3時と、
夜更かしが過ぎてしまいます。
普段から寝つきはいい方なんですが、
赤ちゃんに子守唄を聞かせて眠らすように、
私には寝る時に必要なものがあります。
”やっぱり猫が好き”というテレビ番組なんですが、
それを見ながらでないと寝れないんですよね。
番組は何でもよかったんでしょうが、
十数年ぐらい前にたまたまそれが好きで寝る前に観ていたら、
いつの間にかそれを見ないと家では眠れなくなってしまいました。
最初はビデオで録画したヤツを観ていたんですが、
ついにビデオテープも伸びきって観れなくなってしまい、
やむなくDVDを数枚購入し、
それが四十路男の子守唄になっております。
今ではそれが無いと眠れないのではなく、
それを観たら寝てしまう・・・
どうやら人生のターニングポイントを過ぎ、
赤ん坊に戻り出しているのかもしれませんね~








寝る場所が変わると誰でも眠りに着くのが難しくなりますよね。
私ぐらいの年齢ですとよその家に泊まる場合は
大概お酒をだして頂けるので、
それはそれはスヤスヤと大イビキをかかせて頂けます。
でも、お酒も飲めない子供の頃は
かなり寝れずに困っていましたね。
親戚の家に泊まる事になり、布団に入るんですが・・・
まずは自分の家ではない布団の匂いに違和感。
少しすると匂いは気にならなくなりだすんですが、
次は時計の音・・・
昔はどこの家にもだいたい振り子時計がありましたので、
その振り子の音が、コツ・・コツ・・コツ・・
気になって気になって!
ようやくその音にも慣れてきた頃にボ~~~ン!
それで振り出しでございます。
頭の中で巨大な振り子に私がしがみ付き、
一緒に右へ左へと揺れる想像をよくしていましたね~
そんな振り子に乗ってようやく良い気持ちになりだすと、
隣で寝ている従兄弟が何か寝言を言い出して”ビクッ”・・・
またしても振り出しに・・・









そんな中だんだんと尿意が芽生えだして来て、
私の睡魔を奪いだします。
さっさと便所に行けばいいんですが、
昔の田舎の家ですからね、必ずポットン便所なんですよね~
おまけに外にあったりします。
私の家はありがたい事に水洗便所でしたので、
ポットン便所には不慣れで非常に怖かった&臭かった!
便所に行くまでに井戸なんかもあり
その井戸が更に恐怖をそそっており、
とても深夜に赴く場所とは思えませんでした。
何とか眠ってしまえないかと羊を数えだしますが、
そもそも羊=シープと言う発音が寝息に似ているから
ワン シープ、ツー シープと、
呼吸を寝息に近づけて眠りに誘う英語圏の話しですからね~
幼い私の頭の中には羊がえらい数で増えてしまい、
その中にアルプスの少女ハイジに出てくる仔ヤギのユキチャンが迷い込んで来て、
それをペータが追いかけて来くる・・・
もう尿意も、羊も、ヤギも、ペータも、振り子も、寝言も入り混じり・・・
ようやく夢の中へと半場気絶するように落ちてゆきます~


夢の中は快適で、
寝る前に何か大事な事があったような・・・
無かったような・・・
そんな事はどうでも良いことで・・・
空が青くて・・・
川のせせらぎが心地よく・・・
あぁ~綺麗な川におしっこをしょう・・・
あぁ~、気持ちいいな~暖かくて・・・
暖かく・・て・?
・・・!!

ひざまずいてすべてを忘れて欲しいと涙を流しても

二度とは帰らない・・・






眠れな~い夜と 雨の日には
忘れかけてた 尿意がよみがえる~♪


2012/04/16

(Just Like) Starving Over




こんにちは~
桜が満開でございますね~
桜の木の下に立ち、
ヒラヒラと花びらが舞う中にいると、
心の中にまで花びらが舞い込んでくるような気がします。
心の中でモヤモヤしていた何かが、
花びらと共にハラハラ落ちていく。
要らぬものがホロホロと削ぎ落とされていく。
削ぎ落とされて
むき出しになった私の心が猛烈に求める事はと言うと・・・
桜餅が食べたい!
無性にあのしょっぱい塩漬けの葉っぱと、
こしあんを同時に味わいたいっ!
はぁ~、
ただ単にお腹が減って、
他の事が考えられなくなっていただけ、なんですけどね~
ダイエット中ですから、我慢、我慢!なんですが、
たまには和菓子くらいなら良いかなぁ・・・
と、スーパーの和菓子コーナーで煩悶しています。

本日もこんな私のブログに訪れて頂いて
誠にありがとうございます。
妄想桜餅でも食べながら、
少~しお付き合い下さい~^^









この間花見に行ってきました。
と言っても、ただ単に写真を撮りに行っただけで、
お酒も、お弁当も、無し・・・
真にもってつまらない花見でございました。
時間はちょうどお昼時。
あっちからバーベキューの香りがジュジュゥゥゥ~
こっちからはから揚げの香りがジョワワァァァ~
露店には、たこ焼き、焼きソバ、イカ焼き、お好み焼き・・・
目と耳と鼻から猛烈な誘惑が私に進入して来て、
胃袋は激しく反応を始めました。
塩と砂糖と油と炭水化物を極力減らしてダイエット中な私。
食べたいのは山々なんですが意地もある。
ここはグッと我慢の子。
ハァ~、
せめて、玄米おにぎりでも作ってくれば良かったなぁ~
何も食べないのも何ですから、
パイナップルが売られていたのでそれで空腹を満たす事に。
パイナップルなんかスーパーで丸ごと買っても150円ぐらいなのに
8分の1カットに割り箸突き刺して200円・・・
何だかなぁ~ではありましたが、
美味しかったのでまっ、いいかな~



こうしてダイエットしていますと、
お腹がすいている時間が以前より多くなりました。
以前の食生活は少し異常で、
常に動けなくなるまで食べていたので、
食後は獲物を飲み込んだ蛇の如く横たわり、
腹が減るころには次の食事時間が・・・

不健康極まりないです。
何処かで読んだんですが、
人間の寿命を司る運命的な遺伝子で、
サーチュイン遺伝子と言うのがあるそうです。
このサーチュイン遺伝子が活性すれば老いに対抗できると言われてます。
以前から言われているもので、、
赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」が
このサーチュイン遺伝子を刺激して若返りの効果や認知症に効果がある、
などとの研究成果が発表されています。
だからって、ワインばっかり飲む訳にもいきませんからね~
そんな中、今度は簡単にこのサーチュイン遺伝子を
元気にする方法が発見されました。
それは・・・・?!







摂取するのではなくむしろ控える。
食事を出来るだけ抑えれば良いそうです。
常に食事は腹八分目が理想・・・って、
そりゃあごもっとも!
分かってますけど、出来ないのが現代社会。
便利なのに不便な世の中なのでございます。
飢える事により防御本能として身体が活性化し、
それが若返り効果に繋がるんでしょうかね~
自然の生き物は常に餌を探していますからね。
自然で生きるというのはそういう事なんでしょう。
でも、それが嫌だから人は農耕や何かをやりだしたんですけどね~
現代人はやっぱり食べ過ぎなんでしょうね。



食欲って、物欲や性欲などと似ていますよね。
気になるものを見つけると、
だんだんソレが欲しくなり、
仕舞にはソレの事ばかり考えてしまう。
そしてソレを手に入れると満足し、
ソレの事はそれ以降気にならなくなりますね。

特に食欲と性欲は比例しているようで、
お腹が減っているときの性交渉はかなり・・・・

失礼しました。
食欲は人類を正しい方向に導くんですね。






何故かなんでもない田舎の堤防に突如現れたウエディング・カップル。
どうやら中国語?で話されていまして、
幸せそうに桜の花をバックに写真撮影をしていました。
この幸せでラブラブ(古い?)な二人も、
きっかけは小さな食欲から・・・

共に生きる二人の人生は尊いもの、
悠々自適の日々もそろそろ長すぎて
誰のせいでもない 時は矢のように過ぎていくんだから
今こうして改めて君を見れば
二人はまた新たに恋に落ちそうなきがする
Just Like Starving Over~♪