2013/06/27

バイシクル ララバイ





こんにちは。
よく降る雨のせいで、
近所の川が大盛り増量中。
こんなに沢山の水、
いったい今まで何処にあったんだ!
と、
コーヒー牛乳色の濁流を見ながら考えてしまいます。

僕が子供の頃、
今のような季節のある日。
前日に台風が通過し、
隣町を流れるの川の堤防が切れてしまいまして、
隣町が床下浸水してしまいました。
道やら、庭やらが水に浸かり、
テレビで時々見る光景が僕の目の前に。
子供の僕にとって初めての出来事に、
いてもたってもいられず、
不謹慎にも水浸しの隣町を友達と探索する事に。
何処もかしこも地面は、
コーヒー牛乳色の濁水に浸かってる。
多分道だろうと思うところをジャブジャブ歩く僕と友達。
ふと気付くと、
今まで横に居たはずの友達が居ない。
あれ?
と、辺りを見回してもコーヒー牛乳色の濁水があるだけ。
おかしいな????
と、思っていたら、
僕の足元の濁水の中から黒いものが勢いよく飛び出してきた!
僕はとっさに、
大雨で海からアザラシがやって来て、
僕の目の前にエサ欲しさに飛び出して来たんだ!
そう、
このアザラシはタマちゃんならぬ、
濁流の”ダク”ちゃんなんだ!
などと、
訳の分からない事を一瞬考えたんですが、
よく見るとその黒いものは僕の友達でした。
どうやら泥水で見えなくなっていた大きな溝にはまったようです。
思えば、
あの頃はまだまだ下水工事もままならぬ田舎の町。
トイレの汚水は、
各家の浄化槽や、汲み取り式が主でございましたから、
このコーヒー牛乳色の濁水には、
その町の人々のエキスがたっぷり入っていたことでしょう。
そして、
そのエキス水をしこたま飲んだであろう哀れな僕の友達。
彼の人生はあの時にケチがついたんじゃなかろうか?
と、
思い出すと今でも笑ってしまう僕のブログにようこそ。
人生のケチなら、
僕だって挙げたらきりが無いほどケチ付きまくりですが、
結果オーライを夢見て、
今日も少しお付き合い下さいませ~





































中学生になると自転車通学が始まりますよね。

小学生の頃に乗っていた自転車は、
子供用の小さい自転車。
しかも、
錆びてて、
チェーンなんかもすぐ外れる。
ライトだってとっくに壊れていて、
ライトを点けようとしても変な音が鳴るだけ。
でも、
中学生になる事で、
そんなボロボロお子様自転車とはオサラバです。
たがが通学だけど、
自転車が使えると言う事に、
若干、自分が大人になった気分でした。
まぁ、
そんな事で大人を感じてるところが、
とても子供でしたけどね。
でも、
新しい自転車を買ってもらえる事に変わりはなく、
テンションはあがる訳です。
そんなこんなで卒業式を終えて家に帰って来ると、
そこには、
ピカピカと輝く新しい自転車が置いてありました。
それは僕の新しい自転車。
遠い昔の事なので、
かすかな記憶ですが車体は緑色ベースで、
明らかにそれまで乗っていたお子様自転車より大きく、
とてもシックで大人な雰囲気。
がっしりとした無骨で素敵な自転車でございました。
あの頃、
テレビの中で見る子供の自転車のライトは、
車のライトのように2灯式が流行っていました。
(なんと、ウインカーまで付いているものも!)
僕も密かに新しく届く自転車のライトが、
流行の2灯式ライトである事を願っていたんですが、
しかし。
届いた僕の新しい自転車は悲しい1灯式。
どうやら2灯式はまだまだ高額だったのか、
ただただ親がケチだったのか、
そもそも田舎の自転車屋にそんな自転車は置いてなかったのか。
田んぼだらけの田舎と、テレビの中の世界とは、
ずいぶん距離があったようですね。
でも、
新しい自転車でしたから、
それだけで嬉しかったんですよね~

中学校の決まりで、
雨の日の自転車通学は傘差しは禁止でした。
学校指定らしき文具店で半ば強制的に買わされた、
地味な雨合羽を着用しなければなりませんでした。
でも、
合羽って着るのが嫌だったんですよね。
先輩達は雨の日も合羽を着ずに傘をさして自転車通学。
で、
校門をくぐる時は傘をかくして先生の前を通過してる。
僕もそうしたかったんですが、
新入生のバカまじめな僕はそれが出来なかった。
結局、
野暮ったくて、蒸し暑い合羽を着て登校していました。
でもそのうち、
半年もすると合羽は破れてきて水が染み込みだし、
その頃には学校にも慣れてきて、
傘差し自転車通学があたりまえに・・・
しかも、
先生が禁止である傘差し自転車通学をしている生徒を目撃しても、
怒らない事に気付きました。
確かに、
雨の日に傘を差しながら自転車に乗るのは危険ですが、
結局なあなあになるのなら、
強制的な雰囲気で野暮ったい雨合羽なんか買わせるな!
と、
傘の下から文句を垂れた、

ジュニアハイスクール ラ~ラバイ~♪







































高校生になって、
僕は電車通学になりました。
初めて買う電車の定期券。
朝の通勤ラッシュにもまれながら学校に行くのは、
最初のうちは新鮮で楽しかったんですが、
半年もすればなんでもなくなる。
しかし電車は、
自転車よりも行動範囲がとても広がるんですよね。
僕が通っていた高校は奈良市内に近く、
田んぼだらけの田舎の子供にとって、
ただの観光地でしかない奈良駅周辺でも、
僕にとってはとても都会。
学校帰りに奈良の街に行き、
雑貨店に行ったり、
本屋に行ったり、
喫茶店に行ったり。
なんとも可愛らしい事をしていました。
そんな、
高校生らしい生活を送って3年目。
父親が急に倒れて入院する事になりました。
ほぼ1年間入院していた父親。
父の世話をするのが僕しかおらず、
学校が終わると病院に行き、
それから家に帰る。
そんな状況で大学受験もしなければならず、
家に帰ると、
父が殆ど仕切っていた工場が、
父がいない事でてんてこ舞い。
皆がピリピリしていて、
僕もピリピリ。
若くて青かった僕。
いらぬ喧嘩をしたり、
いらぬ一言を言ってしまったり・・・
ジタバタして、
結局どうにもならなくて、
やるせなくて、
あの頃は
家に居るのがとても苦痛で、
学校に居る時だけが楽しかった。


そんなある朝、
朝早く目覚めた僕は、
何故か自転車で学校に行こうと思いました。
電車で1時間ほどの距離でしたから、
自転車だと2時間程かかります。
いつもよりうんと早めに家を出て、
自動車がビュンビュン走る国道を避け、
車の通りの少ない農道を使いました。
シーンとした朝の農道を自転車で走っていると、
何故かとても気持ちよかった。
その頃の、
いやな事や悩み事を、
自転車を漕いでいる間は忘れる事が出来たんです。
学校が終わって、
父の居る病院に行かなくてもいい日は、
あまり早く家には帰りたくなかったから、
友達と何時までも遊んでいて、
家路につくのは9時、10時。
街灯も無い帰り道の農道は真っ暗で、
誰ともすれ違わない。
それをいい事に、
僕は大声で中島みゆきの歌を唄いながら、
夜の農道を自転車で走っていました。
大声を出すのは、
良いストレス発散になっていて、
家に着くころには気持ちがスッキリしてる。
でもたまに、
何時ものように夜道を大声で歌いながら自転車で走っていると、
前方の暗闇からいきなりすれ違う人があらわれて、
死ぬほどビックリして、
そのあと死にたくなるほど恥ずかしくなった、

ハイスクール ラ~ラバイ~♪









































僕は自転車の上で色々な事を考えてきたんだな~

自転車を漕ぎながら、
あの頃、
”絶対家を出よう!”
と、
100%硬い思い

なんだ、
かんだ、
出たり、
入ったり、
逝ったり、
来たり、
そして
今、
もう一度あの距離を自転車で走ったなら、
新しい事が思いつくかもしれないけど、

グッと疲れて 無理無理Baby!













色んな事があった
ナーーーッ!
と、
自転車で過去を引きずりまくる僕にお付き合いくださいまして、
誠にありがとうございました。

良ければこちらの方も見て欲しい
ナーーーッ!!!



Dark Blanco




      ハイスクールララバイ イモ欽トリオ






4 件のコメント:

  1. Son unas fotografías estupendas. Tantos las de color como las de blanco y negro son excepcionales.
    Abrazos.

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    1. Hola balamgo!
      I Estoy buscando a un nuevo intento siempre hay algo que.
      I soy muy feliz te gustó el intento.
      I quiero extremadamente que ser mejor.
      I soy siempre agradecido por su apoyo! !
      A abrazo.

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  2. Paisajes y ciudades, personas y animales, color y blanco y negro,... Todas sorprendentes y maravillosas.
    Un abrazo.
    風景や都市、人や動物、色、黒と白、...すべての驚くべき、素晴らしい。
    抱擁。

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    1. Hola Raúl!
      Gracias por su gran comentario!
      Realmente he disfrutado gracias a ti de ser ensayo y error para mis fotos.
      Un abrazo.

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