2012/06/25

俺のせいでもない雨が



こんにちは。
ここ最近はからっと晴れて、
なんとも清々しい風が吹く最高な日々。
頬を撫でて行く風はまるでハワイ・・・
梅雨って何だっけ?と、呆けさせられます。
天気予報的には間もなく夏がうだりだすらしいので、
ちょっと早めのボーナス天気な今。
心にレイをぶら下げて、
腰をフラフラ、アロハオエ~
そんなロコ気取りの私のブログに本日も時間を割いてくださって、
誠にありがとう御座います。
豆乳を注いだグラスに小さな傘を刺し、
リゾート気分で今日も少しお付き合い下さいませ~














私の家の前の道は近くの高校の通学路。
朝にはぞろぞろと少年、少女が登校して行きます。
窓から見える彼らの姿は、
かつての高校生だった自分を思い起こさせるんですが、
ん?
ちょっと違和感。
ちょうど私の家の前に生徒指導?の先生らしき人が立っていて、
登校して行く学生達に
”オハヨウ!”
と呼びかける懐かしい風景。
なのにそこに変な違和感が・・・
よく見てみると、教師がオハヨウと呼びかけても誰も返事をしないんです。
呼びかける教師の横を無視して歩いてゆきます。
そして教師もそれを咎めない・・・
団体で通り過ぎるから、いちいち返事しないのか?
なら、1人で歩いている生徒なら返事するんだろうな~
オハヨウ!
・・・無視・・・
結局、大勢いる生徒の内ほんの数名だけが返事をするだけでした。
・・・・・
こんなもんなんでしょうか?
声をかけられても無視。
まぁ、教育の場ですから、
卒業する頃には変わっているんでしょうけど・・・

私が高校生の頃にはまるで軍隊のような教育がまだまだ残っていましたから、
大変嫌な思いをしていました。
なので、そういう名残りは無くなってくれる方が良いですが、
これは~
ん~
・・・












よくテレビなどで、今時の若者のココが変だ!
などと無責任なものをやっている昨今。
件の高校の図書室で司書をやっている友達に聞いた事があります。
働けるのに働かない親が子供のバイト代をあてにしている、だとか・・・
払えるはずなのに学費等を払わない親、だとか・・・
家の為にバイトをしながらも、親や兄弟の為に夕飯の用意を子供にさせる親だとか・・・
故に大半の生徒たちが卒業する前に辞めていってしまうそうでう。
こんなに平和な国に生まれているのに、
平均寿命が82歳と云う恵まれた国に住んでいるのに、
生まれてからまだ十数年しか経っていないのに・・・



















私が高校生の頃、
父親が心筋梗塞になり1年ばかり入院生活をしていました。
私の父はバイパス手術をどうしても受けたくない!と、
色々な病院を渡り歩き最終、
滋賀県の守山にある病院に落ち着く事になりました。
滋賀の守山と云えば奈良から結構な距離。
軽く小旅行な遠さ。
週に3~4回は見舞いに行くんですが、
学校が終わってから滋賀県まで行く訳ですから、
家に帰る頃には夜も遅くなってヘトヘト・・・
私の父はそこで15回も手術受けたんですが、
立会いには誰も来てくれませんでしたから何時も私1人。
たまに手術が長引くと不安で仕方がありませんでした。
その当時はいつも気分が落ち込んでいましたし、疲れていました。
白髪が随分生えましたね~
滋賀県からの帰り、
病院から守山駅までのバスに乗りそこね、
駅まで歩いて行き、
京都で近鉄に乗り換えると奈良県までは通勤ラッシュ。
どうしても座りたかったからちょっと横入りをしたら、
サラリーマンに背後から蹴飛ばされてみんなの前で横転。
学生服に足跡が着いていて、
それが悔しくて、
情けなくて・・・

父親のせい、
社会のせい、
自分のせい、
誰かのせいにしたいけど、
誰のせいでもなく












今の若者を非難する大人にはやっぱり違和感があります。

雨が降るのは天気予報士のせいじゃなく、
誰のせいでもないんですよね~

みんな誰かのせいにしたいんでしょうね。




2012/06/18

あなたをもっと縛りたくて



こんにちは。
梅雨のジットリ成分でちょっと動くだけで汗がジットリ・・・
洗濯物も中々乾かず何時までもジットリ・・・
お風呂の中には何処からか入って来たナメクジで、足の裏がジットリ・・・
こうした不快感も夏に向けての通過儀礼。
でも、夏は夏で暑くて不快・・・
四季ってヤツはちょうど良いがほんの少し、
焦らして焦らして、御褒美はほんのちょっとなサディスト。
今年も結構いじめられそうです・・・♪
そんなDo Mな私のブログに時間を割いていただき、
誠にありがとう御座います。
赤いキャンドル片手に今日も少しお付き合いくださいませ~
ヒィィィ~ッ















最近はほとんどの人が携帯電話を使う為、
家の電話を使わなくなりました。
私の家でも電話は引いててますが、
今はインターネットの為だけにあるような状態です。
受話器を取る事などほぼ無し。
でも、そんな鳴らぬはずの電話が時々鳴ったりします。
しばらく受話器を取ろうか取るまいか逡巡したあげく
いざ受話器を取ると確実にセールスの電話・・・
しかもグイグイと受話器の中から手でも出てきそうな勢いで話してきます。
そんな電話には、
”今、お母さんは留守だから僕わかんないです”
と、チャイルドプレイで対応。
受話器を置いた後の若干の喪失感は否めません。
因みに私の祖母は家に来たセールスマンには、
”私はこの家の家政婦で、ご主人様はただ今留守で御座います”
と、メイドプレイで対応するのを私は何度か目撃しました。











高校生の頃は、友達とよく電話で話をしていましたね~
昼間学校で一緒だったのにもかかわらず、
何だかんだと話していました。
顔が見えないと、話も変わってくるのか、
1時間ぐらいはあっという間。
当然、親に怒られちゃうんですけどね~
 

そんな高校生の頃のある夜、私に電話がかかって来ました。
”ユキヒロさんは居られますか?”
と、若い男の子の声。
”はい、僕ですが”
と、私が答えますと、なにやらモジモジしている。
”だれ?、何か用?”
と聞くと、
”ずっと好きでした。”
と、愛の告白。
更に、
”何時も見ています”
などとストーキング発言。
電話の彼には悪いんですが何だかおかしくて、
しばらく話を聞いていました。
彼は緊張が解けたのか、
”お付き合いしてもらえますか?”
などと大胆発言。
”それはちょっと無理やね~”
とやんわり断ると、
”じゃぁ、一度だけ逢いたい!”
とおねだりして来ました。
まぁ、危険そうでも無いし、
結構近所に住んでるみたいで、
どんな顔してるのかも興味があった為、
逢うと約束してしまいました。

そして約束の場所に現れたのは・・・
結構なおじさんでございました。

電話で話す声はかなり若く、
高校生の私に対してかなりの受身体制の話し方、
高校の話なども出ていた故に、
私は勝手に年下の男子高生を想像していました。
どうりで学年を尋ねてもはぐらかす訳です。
少しだけ話をして、
私が改めてきちんとお断りをすると、
彼は愛車のローレルで帰って行きました。














笑いながら電話したり、
泣きながら電話したり、
怒りながら電話したり。

今じゃぁ何処にいても話が出来る。
防水機能で海の中だって話せちゃう時代。
みんなすっかり縛られて、
携帯無しでは生活しにくくなってしまいました。

いま何してるの、いま何処にいるの
そして縛ってる人は~
誰ですか~♪







2012/06/11

駄運 田運 BOY



こんにちは。
近畿地方も梅雨入りし、
空気に少し重みが増したような今日この頃~
先日、叔父がやってる田んぼの田植えを、2日ほど手伝いました。
これがかなりのお疲れちゃん~
今時は機械で苗を植えるので、
植える事ではそんなに疲ません。
段取りが疲れるんですよね~
足を取られる泥の中で重い苗を運ぶ作業は、
やった事がある人なら大きくうなずいて貰えるほどの重労働。
でも、そんなキツイ作業も働けばやがては終わります。
見た目はドロドロ、身体はボロボロ、心だけは達成感~!
その日ばかりは何も気にせずに食べたい物をたらふく食べて、
泥のように眠りたいんですが、
疲れ過ぎると意外と眠れないんですよね~
そんな筋肉痛バキボキの私のブログに本日も時間を割いてくださって、
誠にありがとう御座います。
それでは少しお付き合い願います~















田植えをしている時は、
弁当を食べる為に手を洗うのも用水路の水、
もしくは田んぼの水。
綺麗な水が流れる、山間にある田んぼではなく、
盆地の真ん中にある田んぼですから、
流れている水もお世辞にも綺麗とは云えません。
ミドリガメの赤ちゃんやら、メダカやら、ヒルやらが、
にぎやかに生活している用水路。
もちろん飲んだりすればどんな事になるか・・・
でも、田植えをしている時は、
気にならなくなるんですよね~
うっかり目に入ったり、
怪我した傷口をその水で洗ったりしているんですが、
今のところ生きてはいます。
意外と怖い菌なんかはそうそういるもんじゃ無いんでしょうか?
もしくは気力なのか・・・
病は気からと言いますからね。
子供の頃は沼にザリガニ釣りをしに行くと、
必ず目に何かが入り、
真っ赤に腫れて帰っていたんですが、
大人になった今、
こんなに泥の中で暴れて怪我をしても、
化膿すらしないなんて・・・
多分、鈍感になっているだけなんでしょうね~


















宝くじでしょっちゅう3000円当たるくらいのつまんない運がある私。
田んぼを手伝える運は良いのか、悪いのか・・・?


手間隙かけて米を作っても、
さして儲からない日本の農業事情。
私の村でも若い人が農業を継いでいる人片手もありません。
殆どが年寄りばかり。
見るからに危なっかしいじい様が、
それでもきちんと米を育て行きます。
ゆっくり休憩を入れつつ、
いい加減風に見えて、確実にこなして行く様は、
さっさと終わらせて休憩したい私とは相反します。
農業には農業の息のつき方があるんですね~

















都会で働くと、農家の息継ぎでは難しくなってきます。
どうしても仕事が遅いようにみられたり、
のんびり者に思われたり。
若かった頃は走って、走って、
何とか着いて行っていました。
でも、歳をとった今、
田舎とはまるで違う時間と人の流れに、
私の歩みはだんだんと遅くなりつつあります。
まだまだ立ち止まる歳ではありませんが、
歩み方は変えたい。

あの頃~
ゴミが入って腫れたまぶたの奥に立ってる、
私の思い出つれて
今日も田んぼに夕陽が落ちます。

田舎の息継ぎでもなく、
都会の息継ぎでもない、
大きな息継ぎを一つ。

ハァァァ~~~ッ。

いわゆるタメ息ってやつです^^